
3年ほど前に模型製作を再開したときから、塗装は水性アクリル塗料をメインに用いています。魅力を感じるのは乾燥後の硬質な塗膜と、プラスチックを感じさせない強い艶消しの塗りあがり。タミヤアクリルの混色で米海軍のロービジ塗装や米空軍のベトナム迷彩などにも挑戦してきました。
そうそう、タミヤのアクリル塗料には「通常の大きさ」と「ミニ」がありますが、いまは一部のカラーを除いて「ミニ」がメインでお店に並んでいます。本来通常の大きさとして売られていた瓶は、現在も「スペアボトル」として販売されています。そしてこのスペアボトル、なんと現行のタミヤアクリルミニの2本分以上の容量があります。

面倒がりな私は、基本1対1の混色で狙った色を再現できないか、と画策します。例えば米海軍のガルグレーなら、XF-20ミディアムグレーに対してXF-2フラットホワイトを同量、といった具合です。

自分で混色した塗料はラベルにレシピを残すと便利。あとメタルボールも忘れずに。水性アクリル系塗料の攪拌には必須アイテムです。
さて、米空軍でも特に州空軍(Air National Guard: ANG)本土迎撃部隊(いわゆるインターセプター……いい響きだ!)に所属する機材は青みがかったグレーで塗られています。
GSIクレオスのラッカー系塗料なら73番「エアクラフトグレー」がバッチリその色で、水性ホビーカラーの57番も全く同じ色のはずなのですが、塗りあがりの質感の好みからタミヤアクリルで再現したい……ということで、まずはXF-23「ライトブルー」とXF-19「スカイグレイ」を1対1で混ぜて再現してみました。

色を作ったからには、塗ってみたい。ストックしてあるF-4C型ファントムⅡ(2021年6月現在、1/72ではどのメーカーの製品も入手困難ですね)にいきなり塗る勇気はなかったので、同じ塗色の別の機体で、それもいつでも入手できる定番キットでテストするべくハセガワ1/72 F-106デルタダートを購入。
とにかくあの「青みがかったグレー」を水性アクリル塗料で機体全体に塗りたい。それだけが目的で何も手を加えずでしたが、さすがハセガワ、垂直尾翼の張り合わせ部に隙間ができるので、伸ばしランナーと流し込みセメントで埋めた以外はほぼパチピタ、アッという間にカタチになり塗装にかかれます。


今回、機体本体はタミヤアクリル混色を水溶きで、1層ごとにしっかりと乾燥させて3回ほど塗り重ねてみました。え?コレ、塗ってみたら思ったよりもいい色かも!