
みなさんは模型制作の際にはモデルとなったモチーフについての資料を集めたり調べますか?自分は模型の実車があるならできるだけ忠実につくりたいという欲求があるので調べまくる性分です。どこがどんな色でどういう風になっていて……と、調べる時間はとても楽しいし、その道中で得る雑学的な知識は自分にとっては模型制作の醍醐味のひとつ。すご〜く美味しいところです。
でもその一方、自由にデザインを考えて塗って制作していく「自分カスタム仕様」で制作するのも模型制作の醍醐味の一つ。そんな二律背反な魅力について考えていたそんな折に触れたのがこのキット、青島文化教材社の 『ザ☆チューンドカー 1/24 RN30 ハイラックス リフトアップ カスタム ’78』です。

商品名の通り、リフトアップされたそのワイルドな見た目が魅力の一品で、大径のタイヤが付属していて只者じゃない感じがただよっています。そしてなによりこのシリーズはチューンドカーのプラモデル。いつものように制作のためにハイラックスの実車の資料を集めはじめたあたりでハッとしたのです。
「チューンされたカスタムカーなら自分の好き勝手に作って良いんじゃない?」と。
普段はほぼ何も考えずにセミグロスブラックで塗っているシャーシ部分。普段なら塗らない色にしようとシャーシに真っ赤なスプレーを吹いた瞬間、なんだか革命に似た何かを感じました。

ミニカーなどで今までいくらでもシャーシが黒じゃない車の模型なんて見飽きているはずなのに、いざ目の前にある自分で塗装したビビットな赤のシャーシを目にすると、なんだか新鮮な衝撃があります。模型は本来自由なんだけど、気付けばいつの間にか自分の中で凝り固まっている事って結構あったりします。

模型制作って、個々人のこだわりが大きな魅力でもあるからこそ、いつの間にかそのこだわりで窮屈になってたりする事もあるはずです。そんな時こそ、「チューンドモデルだから!」を言い訳に楽しむのも、新たな楽しみ方が見えてくるキッカケになるかもしれません。
とりあえず、私はこのハイリフトなこの車の魅力にやられてしまいました。カッコカワイさが過ぎる! みなさんもぜひ、自分だけのカスタムカーを楽しんでください。