
1997年に発売され、令和の今に突如として復刻したプラコロ (ダイスを使ったテーブル対戦ゲーム)。超単純なルールとゲーム性のため、ポケカのルールを覚えてくれなかった母親もこれだけは一緒に遊んでくれた幼少の頃を思い出す。絵柄のついた普通の六面サイコロの「エネコロ」とポケモンのキャラを模した「キャラコロ」があるのだが、このキャラコロが面白い。
プラモは色々な制約の中で考えられた形状や組み味に面白さがあると思っているのだが、これは普通のプラモにはない制約だ。サイコロにしなくちゃいけないというのは、立方体にしなくちゃいけないのと、どの目が出るのも同様に確からしい形状にしないといけないわけで、ポケモンを立方体に押し込めて、丸い頭を平らにしたり、突起物をうまく配置しつつ、金型で打ち出せるかつそのキャラだとわからなきゃいけない。というか、そもそもこんな塊みたいにプラスチックって打ち出せるんだ。

何個も集めれば、カラフルなポケモンをキューブ状にした一見すると不思議なコレクションアイテムがズラッと並ぶさまは嬉しくなるし、塗ったら絶対楽しいという幼少の頃は考えもしなかった誘惑が沸々と湧いてくる。ウォーハンマーなら塗装を推奨されているし、そのための塗料だって売ってるのだが、これはどうなのか。なにしろキャラクターを模してるとはいえサイコロなわけで、「塗装したら確率がー」とか、「レギュレーションは?」とかいろいろと考えてしまう。

公式には「塗ってみよう!」とも「絶対塗るな!」とも言われてないようで、そもそもキャラによって形がだいぶ違うんだから、そんな厳密なサイコロではないだろという気持ちもある。サイコロがタンポ印刷で色塗りされているのにキャラコロはプラ一色なのはコストカットと言われれば納得はするが、どういう風に料理するのかは自由というメッセージなのだと思いたい。

キャラコロ以外にもエネコロは軟質素材の部品を中で嵌め込む構造になっていて、エネルギーパーツの付け替えが昔より楽になってる。また、嵌め込む部分は四角い凸と丸い凸の二つの形状になっていてはめ込めるエネルギーパーツに制限を設けてるなど、バンダイスピリッツのプラモらしい気遣いと工夫があって気合が入っているなぁと感じる。

これはもうプラコロめちゃくちゃ大流行して、スライド金型を多用した六面超絶複雑形状のスーパーキャラコロみたいなものが出るのも近いだろうと思われるので今のうちにバシバシ買って友達とガシガシ遊んでおいたほうがいいだろう。すでに発売が予定されているメタグロスなんか一見するとこれってサイコロか?というような形状でもうすでにワクワクしている。