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クリスマスツリーにプラモを飾る/ツリーに似合うプラモを探せ!

 妻にねだられてクリスマスツリーを買ってしまった。ストイックな(?)独身生活からの変化である。そりゃクリスマスプレゼントと称してデカい箱のプラモを買ったりもしてきたが、あくまでも物欲に対する建前であり、クリスマスというイベントそのものを楽しむための飾りを自宅に置くなんて考えもしなかったね。このままでは自分を構成してきた成分が失われてしまうのではないか?……そう思い立ち、クリスマスツリーに対抗しうるプラモがあるんじゃないかと押し入れを漁ったんだ。


 あったよね……クリスマスツリーに対抗できるというかクリスマスツリーになじむプラモが。今年の静岡ホビーショーに突如現れたイベント限定のタミヤ1/35ファンシーカラー動物セット。静岡ホビーショー以降もタミヤのイベント物販用限定商品として定着したようなのでこの先も買えるアテがある(持ってない人は自分で好きに塗ってもいいのだぜ)。これは帰宅後にはしゃいで同じくお土産に買った静岡ホビーショー安倍川餅と並べて撮ったときの写真だ……。

 色がキレイで手ごろな大きさならクリスマスツリーと親和性が高そうだという発想からの続きで閃いてしまったのが「甲府事件の宇宙人」である。このプラモの発売も今年の静岡ホビーショーのちょっと前のことだったな…クリスマスというより年末振り返り感が出てしまった…
…。

 ここぞとばかりに組み上げて、ツリーに吊るすための適当なヒモを適当に取り付ける。緑と赤と銀色と他諸々…想像以上にクリスマスカラーだな…。限定カラーの動物は「限定」って点だけでレアグッズだし、甲府事件の宇宙人もモチーフの面白さとそれがプラモデルになっているという存在の面白さだけで組まなくてもコレクションとして満足できてしまう側面がある。組まずに物欲を満たすことにも意味はあるし、組まずにコレクションを積むことが後ろめたいことだとも思わない。


Max Factory PLAMAX AAAヴンダー

  でも、やっぱり何かのきっかけで組んでおくと自分とプラモとの間に「持ってる」以上の関係性が生まれて「より深く知ってる」存在になるのがいい。今回は特にどんなふうに組もうとか考えずに軽率に入手してしまったプラモデルを浮足立った気分で組めるのがとても楽しかった。押し入れストックになっていたキットを机に広げたら妻もいつの間にか組んでいたしね(彼女も普段から趣味で組む人ではあるのだけれど)。

 吊るしてしまえば何の違和感もないクリスマスツリーの飾りになった。悪くないどころかとてもイイ。今年のプラモを振り返る感じもあってソコもイイ。クリスマスって自分で作っていくものだったんだな……クリスマスは作れる!そう、プラモデルみたいにね。

HIROFUMIXのプロフィール

HIROFUMIX

1983年生まれ。プラモデルの企画開発/設計他周辺諸々を生業にしています。

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