
スコープドッグはなんぼあっても良いですからね。ようやく店頭で見つけたスコープドッグも、あれよあれよと言う間に消えていく、見ていた私も危うくなくなるバンダイのHGスコープドッグを手に取りました。そうです、初ゲットです。


完成品かプラモデルかでも、いろいろなスケールでも、そしてメーカーでも、たくさんのスコープドッグが発売され、ファンとしては嬉しい時代が続いています。バンダイも2000年代後半から1/20スケールでスコープドッグなどを発売していて、今回のHGスコープドッグでひさびさのボトムズ完全新キットが登場となりました。スケール表記こそありませんが、まあコレクションサイズとしてもおなじみの1/35とほぼ変わらないと言っても良いでしょう。

バンダイも久々のスコープドッグ、しかも自社含めたくさんのアイテムがあるので、今回のHGスコープドッグはかなり割り切っています。並んだ3パーツは胴体から頭部で、ここは人が入るコクピットでもあるのですが、完全に埋めてしまってアクションをするための軸が入るようになっています。上を向けるスコープドッグ、という唯一無二の存在になろうとしているわけです!

胴体中央部は前後で分割。このHGスコープドッグスコープドッグは基本パーツの合わせ目が来ないように分割しています。胴体はさすがに前後に合わせ目がくるのですが、全体なるべくディテールっぽく処理できるようにしています。

肩を一体成型していて、しかも接続がボールジョイント。バンダイらしくこれでも肩を腕を横にあげられるように良い位置関節を整えています。

さすがに武器は合わせ目が出るのですが、色分けバッチリで銃身の側面の穴が抜けているなど、ディテールを頑張っています。武器のマガジンパーツがたった1パーツというのが面白い。ちょっとぐらいの厚みをぎゅっと成型していい感じのべこっとした箱感をだしています。

関節はC型の嵌合で、パチンパチンとハマっていきます。カバーパーツをはめることで、動かしているときの脱落防止になっているんです。またパーツのはさみ忘れ、入れ忘れがなくなるような設計にもなっています。ってこれ、オプションなしで降着ギミックがあるんだ……!

地味に気持ちがいいのはランナーの設計です。脚を組み立てるとき、パーツの住所が近いところにあるので、探す時間がほとんどありません。ダンボール戦機や30MMから連なる思想で、これがあると結構組み立てがすらすら進んで気持ちが良いんです。

わずか45分で組み立て終わってしまいました。スコープドッグはそれこそたくさん組んでいたので、今回説明書を見たのが向きを確認する2回ぐらいだったのですが、本当に早い。最近のバンダイが「組み立てた先」の時間をよく考えていて、よく動くことを楽しんだり、工作や塗装などの追加作業ができるような速度を確保しています。ということでアームパンチ!

きちんと既発の製品に目配せして、自分たちの得意なところをしっかり入れてきたバンダイのスコープドッグ。スコープドッグはアストラギウス銀河じゅうで作られたマシンなので、BD社製のマシーンはこうだったみたいな解釈で楽しんじゃってもいいですね。じつはみなさんおなじみの電車でも同じ型番なんだけど違うメーカーで作られていて、細かすぎる違いがある、というのもあるんですよ。

素早く組めるところ、すごいクリアランスで降着までこなすところ、バンダイさすがだなという部分がたくさんあります。温泉がたくさんあるなかで、温度、薬効、泉質みたいなのを競い合うなかで、スーパー銭湯が建った感じ。気楽にみんなで楽しめる、組み立てのほうに気が向いているのがまさにバンダイらしさなんです。実際にここまで早いと、まだまだ余力があるので、塗ったり汚したりしてもいいな、と思えます。そりゃみんなおかわりしちゃうよねえ……ということで、私もついにゲットして、その面白さに魅せられたのでした。