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TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYOをはじめとする令和期のタミヤが示す「楽しさ」と「カッコよさ」

 タミヤは模型という体験をモノの提供だけに限らず、様々なアプローチでコミュニケーションを図り続けてきた。それもコアファンも初見の方もともに楽しめるという、求心力と遠心力をともなって。その姿勢を端的に形容するならば「カッコ良い」でしかない。廃れることのないカッコ良さを有し続けるタミヤなのだが「令和期のタミヤ」という括りがあると感じている。その象徴のひとつといえるのが東京新橋の旗艦店『TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO』だ。

 常滑の自宅を6:45に出るとこの新橋の旗艦店に10:00開店ちょうどの到着となる。慌ただしい道中を経て、休日の静まるビジネス街に鎮座するツインスターが目に入ると「タミヤはカッコ良いな」という率直なカタルシスが湧き上がる。店内に入ると大量のタミヤが整然としているのを目の当たりにするのだが、それが精神衛生上、大変に良い。愛好している身近な存在が、都会という舞台で堂々と振る舞う姿を前にすると、あたかも自分自身も肯定されたような気持ちになるからだ。プラモデル、カッコいいな。RC、カッコいいな。ミニ四駆、カッコいいな。タミヤは「楽しい」と同時に「カッコいい」を背負っているのだ。

 オリジナルグッズは現地でしか入手できないというスペシャリティを有するうえ、旗艦店のシグネチャーアートは令和の今にジャストすぎるルックだ。今回手にしたLLバックはRCの箱が2個も余裕で入ってしまう大容量っぷり。先日、タミヤRCのファンイベントに家族で初参加してきたのだが、RC複数台持ちになると特大バックが必須だということを痛感した。なのでこれからのRC遊びに重宝しそうなアイテムだ。しかもお値段990円(安!)。そう、その『タミヤRCピクニック』も令和期タミヤを象徴するような現場づくりだった。家族でハッピーラッキー的に、世代間にまたがってハートをわしづかみするような。

 斜向かいの『TAMIYA MODELERS STORE』にも当然足を運ぶ。タミヤカスタマーサービスで取り扱う単品アイテムが陳列されているのだが、最近私がRCを始めたこともあり、自分のタミヤEYEがさらに良く見えてきたという実感が嬉しい。公式ページに「作品作りのインスピレーションが湧いてくるはず」とあるのだが今回はまさにそれだった。地元の老舗ショップで掘り出した’80年当時モノのカーモデルのデカールが使えなくなって困っていたのだが、ポルシェ934のデカールでいけそうだ……と気付けたのは、実物を前にできたからだ。

 同じく1/24スケールの「カートン台紙」も入手。「カーモデルの情景ネタに使えそう」と軽い気持ちで手に取ったのだが、よくよく見るとやけに凝ったつくりだ。調べると『トヨタ ハイエース クイックデリバリー(タミヤ仕様)』の内容物だった。そんなキットの存在とか初めて知ったし、欲しいぞ。再販プリーズ!

 自分は「コロナ禍出戻りプラモファン」としてタミヤの歴史を見つめ始めたのだが、生涯かけてもタミヤは食べ尽くせないという、とんでもなさだけは見えてきた。その広さと深さを令和期タミヤは自らアーカイブ化しながら価値に転じようとしているかに見えるが、そこに違和感や歪さは皆無だ。それは田宮俊作会長をはじめとする先人たちからしっかりバトンを受け取っている証でしかない。令和期タミヤ、カッコいい。生涯をかけて追いかけ甲斐がある信頼のツインスター。世界有数の総合模型メーカーが我々の身近にあることが誇らしい。これからもずっと、タミヤを褒めていきたい。

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