最新記事やプラモデル情報を毎日お届け!
follow on Xをフォロー!

組む前組む途中にたくさんの旨味が潜むバトロイドのプラモデル/PLAMAX VF-1J バトロイドバルキリー(一条輝機)レビュー

 最新のロボットプラモ、しかもアニメに出てきたバトロイド形態のむっちりど迫力ボディをそのまま立体化したようなプロポーションで話題になっているPLAMAXのVF-1J バトロイドの話をしますが、最初にめっちゃ大事なことを言うと「接着剤を使って組み立てるキット」なんですよこれ。

 「えー、接着剤使うのかよめんどくさい……」とは言わんでください!おかげさまでガッチリ組みたいところはほんとにガッチリするし、合わせ目が目立つところはほとんどなし。プラモデルで遊んでいてパーツがポロッと取れるとイライラしますが、基本的に接着剤を差し込むピンのところに少し塗るもんだと思って取り組むとすっごくスピーディーかつ確実に組めるので、昔のプラモデルに逆戻り……というより「接着剤の良さ、再発見!」みたいな感じで楽しんでもらいたい。

PLAMAX 1/72 VF-1J バトロイドバルキリー(一条輝機)

マックスファクトリー(Max Factory)
¥4,980 (2026/05/23 21:10時点 | Amazon調べ)

 組んでいて思わずニヤニヤしちゃうのがスネ側面のパーツ。内部構造をちょっとだけ感じさせる形状で、あとに続くバリエーションキットでは色分けされる場所はPLAMAXのVF-1ファイター同様別パーツになっています。パーツが何枚も折り重なって現れる景色はどんなプラモデルでも嬉しくなるもんです。そしてマルイチモールドの奥に見える黒い丸が思いもよらぬところからコンニチハ〜ってなるのもめちゃくちゃ楽しい。これは組んだ人だけが知っている秘密なので、ぜひ手にとってほしいな……。

 そして私がプラモデルのおもしろさだと思っていることナンバーワン、「なんでもかんでもプラスチックで表現する面白さ」がガンポッドのスリングにあります。金属製のものを金属で再現したり、布製のものを布で再現すれば「たしかにそれはそうですよね」という説得力が生まれますが、「これがプラスチックでできているの!?」という驚きが造形や塗装で立ち上がってくるのがプラスチック素材で作ることのマジック。

 本キットでは重力に引っ張られてだらーんとなったスリングと、肩にガンポッドをかけて直角に曲がったスリングがパーツとして用意されているのがめっちゃいい。これは箱開けてパーツを全部見るまで気が付かなかったので、みんなも「どっちにしよう!」と大いに悩んでください。


 組み上がれば確かに「これこそオレが見たかったバトロイドかも!」と思える立ち姿ですが、組んでいる途中にしか見えない景色、組む前にしか気付けないパーツの旨味がこのプラモデルには(に限らず、どんなものにも)たくさん潜んでいます。

 みなさんもぜひ、「このプラモデル、組む前組む途中のここがめっちゃいいんだよな〜!」というところを見つけて、全世界の人に紹介してください。組んだ写真はネット上にいくらでもありますが、組む前組む途中の写真は誰かがそうしようと思わなければぜんぜん残りませんからね。これからもそういうプラモデルの面白さ、”組み味の正体”を広くわかりやすくお届けしていきたいと思い直すような、素敵なプラモデルであります。

VF-1Jバトロイドバルキリー
完全新金型でテイクオフ!

PLAMAX 1/72 VF-1J
バトロイドバルキリー
(一条輝機)


¥4,180(税込)

予約期間:2023年05月11日〜2023年06月07日まで
2024年05月発売

マックスファクトリー(Max Factory)
¥4,980 (2026/05/23 21:10時点 | Amazon調べ)
からぱたのプロフィール

からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』https://wivern.exblog.jp の中の人。

関連記事