先日、僕は東京代々木上原の模型製作スペース「クラフトネスト」で、“製作スペースでプラモを作る”ということを初体験した。僕の家にも塗装環境や、組み立てる場所がある。だからわざわざ製作スペースに行かなくても……と思っていたのだが、その考えは間違っていた。
「模型を作るための専用店舗」という特別な場所での模型製作は、異常なまでに集中力が持続し、しかも模型製作以外の余計な物が机の上にないので、広いスペースでプラモを組める。今回製作した「タミヤ 1/48 グラマン F-14A トムキャット (後期型) 」のような大きな模型も超快適に組めたのだ。
クラフトネストは、工具や塗料、エアブラシなど全て準備されており、それらを自由に使用できる。だから作りたいプラモだけ持っていけば良い。工具がまだ揃ってない人にも安心なのだ。
我が家の製作机とは段違いの広さでプラモが作れる! 大きなトムキャット本体を置いても悠々と他のパーツを組んでいける。机の余裕が、こちらにも心の余裕を与えてくれる。だからこそ集中力がいつもより持続する。
これだけ気持ちよくプラモを作れると、よりキットとも向き合える。タミヤトムキャットの機首が胴体にす〜っと吸い込まれるようなあの感覚も、いつもより気持ちが良い。心の余裕によって、よりプラモを楽しめている証拠だ。
お昼の12時くらいから組み立てて、休憩も入れながらではあるが夕方の6時にはトムキャットが完成した。タミヤのトムキャットはとても組みやすいこともあり、集中力が持続すれば1日で最高にかっこいい姿を拝める。デカくて大きなプラモを気持ちよく作りたいなら、ぜひ製作スペースに持っていって欲しい。組んだ後のお持ち帰り方も考えておけば、帰り道も安心だ!(トムキャットの場合は主翼と垂直尾翼を接着しないでおいた)また、製作スペースによっては組み立て途中のものを一時保管してもらえる。そういうサービスも利用すれば、どんどんプラモ作りが快適になる。自分の部屋を飛び出してプラモを作ってみる。きっとあなたが思っているよりも最高の体験が待っているので、ぜひ思いっきり楽しんで欲しい!