指先がほうきになっているとプラモ作りがめっちゃ捗る話。

 プラモデルを作っているとき、「ああ、指先がブラシだったら」と思う事が、皆様人生の中で一度や二度はあると思います。あるでしょう?

 そんな気分にピッタリのものが売っていたので試してみることにしました。プラモ向上委員会さんのザ・指ほうきです。なんてわかりやすい商品名。名は体を表すを地で行っていますね。

 シリコンの指サックに棒状のブラシを付けたものがサイズ別に、SとL、ブラシが長い短いで計4点入っています。色はブラックとブルーが選べます。せっかくだから、俺はこの青のほうきを選ぶぜ。本音としては4種も要らないというか好きなのを買わせてくれればなという気持ちもありますが、こういうニッチな商品をサイズ別で4種出すことも商売的に難易度が高かろうという事も理解できます。

 ところで、プラモデル作りの中で好きな工程はありますか。私はパーツ切り出しの二度切りが大好きです。切れ味のいいニッパーでヌルんと切って、溜まっていく色とりどりのランナーくず。たまりません。よく研いだ出刃包丁で魚をおろすときや、革包丁で目の詰まった革を切り出したときと同じような悦楽があります。

 ニッパーの握り方は各々流派があるとは思いますが、私は、親指と中指で一方を固定して人差し指で破片が飛ぶのを抑えるスタイル。ニッパーの可動部にくずが溜まります。怪我防止とさび防止のために素手では取れないのでブラシに持ち替えてくずを払いながら切り出していきます。せっかく気持ちのいい作業なのにいちいち持ち変えるのが面倒くさい。ああ、指先がブラシだったら……。いや、ブラシになった。

 ニッパーを使いながら人差し指ブラシで使うのは大きくて長いやつがいいですね。私の指が比較的ゴリラなので。可動部にごみが挟まったままニッパーを握ってしまうとガタつきや刃こぼれの原因となってしまいます。今まではそのリスクを知りつつ面倒である程度溜まったら歯ブラシで取っていましたが、指がブラシになっている今なら人差し指で都度都度撫でるだけ。嗚呼、指がブラシでよかった。

 ブラシが短い方は表面処理しているときに都合がよいです。ヤスリ掛けやかんな掛けで出るカスを払いながら作業ができます。ついつい手で払ったり息を吹きかけたりしてしまいがちですが、机や床の上に散らばったカスの掃除を面倒だと思ったことは数知れずです。デザインナイフで削るときの指保護にもなります。

 指ほうきの大きさについては多くの人が人差し指から薬指ならS,Lサイズどちらでも装着できると思います。多少きつかったりゆるかったりはあると思いますが、シリコン製なので結構伸びます。私の5㎝ほどの太さの人差し指でもどっちでも装着できます。Lの方が使いやすいなとはなりますけど。
 指サックとブラシが工具入れに入っている人は結構いると思います。それが一緒になったら便利かもと思うとき、是非指をブラシにするという選択肢を思い出してください。

いち
いち

16の頃に別れたプラモデルと36で再会した82年生まれ。