プラモを飾るウッドな台座、ひと晩でグレードアップしてみませんか。

 台座はとてもいい。プラモが机の上にあると究極的に現実である机とプラモが地続きになってしまうけど、地面とプラモの間に台座を挟むだけでプラモの見える位置がちょっと高くなって、切り取られた空間に変化するんだな〜。あらゆる展示に置いて、台座というのは超大事です。

 GSIクレオスの木製ベースはボリューム感もサイズ感もしっかりしていて、アラウンド500円で買えます。これ、同じ価格帯で代替品を探すとまあ見つからないので、本当に素晴らしい商品だと思います。1/35〜1/20のフィギュアとかを乗せるだけで家がミュージアムに変貌。塗装のテクニックも3倍増しくらいになります。そもそもフィギュアって塗ってそのへんに転がしておくと壊れたり無くなったりするし、台座がついてれば生活空間にあっても「お、作品ですね」という見た目になってくれるのが最高。

 さて、この木製ベースは加工がちょっと荒い感じ(表面のサンディングは素晴らしいんですが、下部の段付きになっているところの木口がややバサバサしているんですよね……)があるのと、そのままだとわりとオレンジ色なのがお値段相応という感じ。もっとグッと渋い色になっていると高級感がどーんと出るはずです。

 ということで同じGSIクレオスの「Mr.ウェザリングカラー ステインブラウン」を塗ってみることに。ウェザリング(=汚し塗装)に使うものだけど、「ステイン」と名乗っているくらいなので、木に塗ったらド渋くなるでしょ!という安直な考え方。それにしてもこの台座、なんだか知らんがめちゃくちゃに塗料を吸う!信じられないくらい吸うのでクリアーオレンジとかでパキパキにニス仕上げにしようとすると一生光ってくれません。気をつけましょう。

 全体をワシワシ塗ってひと晩乾かします。ウェザリングカラーは油絵の具っぽい性質があるので乾燥時間をたっぷりとるのが超大事(逆にプラモに塗るときはなかなか乾燥しないのを利用してさまざまな表情を作ったり、余分なところを拭き取ったりすることがメリットになるわけですな!)。

▲ビフォー
▲アフター

 いきなりウォルナットっぽいドシンとした色調になってくれました。もちろん木工用のニスとかステインを塗ってもOKなんですけど、手元にあるプラモ用のツールでサラッと味変できるのがモデラーって感じもするじゃないですか。

 せっかくのプラモですから、カッコいい台座をおごってあげるのが超大事。さらにその台座もかっこよくすれば、究極のDIYが完成です。みなさんも片っ端からフィギュアを台座に乗せて、アナタだけの彫刻の森を作るのです。楽しいっすよ!

<a href="/author/kalapattar/">からぱた</a>
からぱた

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。