戦車模型における傷はまさに勲章!自分が作っている模型に傷をつけることで、ドラマを付加し「俺の戦車の生き様」「生きた様」を見せることができる。そんな傷・ダメージを、毎月13日ごろ発売する戦車模型専門誌「月刊アーマーモデリング 2020年7月号」で徹底フィーチャー。
本特集を読むと「生きている傷」と「死んでいる傷」の2つの見方で前編後編と分けられているように感じた。傷を受けながらも戦地で稼働し戦っている車両。激戦で倒れ、そこに遺棄された車両。そのどちらもが恐ろしくカッコよく、次僕はどっちのテイストにチャレンジしようか?とキョロキョロしてしまう。フルインテリア(内装パーツなどがギッシリ詰まった戦車模型)のキットも増えたことだし、これを機に手を動かして見たくなるもんだ。
闇雲に傷をつけるのではなく、傷をつける着眼点が一気に広がる本特集。ここら辺に傷が付きそうというイメージに、本特集で得た知見が加わればより説得力が生まれ、今あなたのつけた傷がこれまで付けてきた傷よりもイケている傷になっていることは間違いなし。武勇の証をぜひ刻んでほしい。
■月刊アーマーモデリング 2020年7月号 本体価格1344円
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)