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【キットレビュー】積み重ねた進化がひと箱に。HGブルーティッシュドッグはカスタムパーツがてんこ盛り

 BANDAI SPIRITSはスコープドッグ、スコープドッグターボカスタム、そしてバーグラリードッグをハイグレード(HG)シリーズで展開しています。11.5cm程度のコレクションサイズで、よく動き作りやすい、というアイテムに仕上がっていて、それこそ量産機らしい組み味や遊びが詰まっています。そのHGシリーズに今回新たにブルーティッシュドッグが加わりました。

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 実はHGシリーズではそれまでにブルーティッシュドッグのパーツ自体は揃っていました。それはプレミアムバンダイで販売されていたのですが、オプションパーツ3、4、5から集めなければならないのと、成型色が緑なのでフィアナの乗るブルーティッシュドッグのカラーにするには塗装が必須。それが店頭で一般で、成型色も整って手に入る……というのは、実際うれしいことです。

 パッケージも新たに描き起こされ、その迫力はなかなかです。作中ウドの街でアーマードトルーパー(ボトムズ界での人が乗るロボットの総称)同士のバトルに現れ、リアルバトルで相手を粉砕する……そんなシーンが表現されるような、こちら側の倒れたスコープドッグのパイロットから見たような視点。右から引く残像やガトリングから少しだけたなびく煙、あっという間の出来事だったと絵が雄弁に語ります。

 バンダイのHGボトムズシリーズはそれまでの製品と大きく違うところがあります。それは圧倒的によく動くことです。そのために大きく割り切った部分が随所にあるのです。たとえば胴体は本来コクピットで人が座る部分なのですが、そこを可動部へと変換することで、それまでの立体ではできなかった頭部の上下可動が実現しました。

 実際に組んでゴリゴリ動かすとこんな感じ。もしコクピットがあって人も入ってたりすると、ちょっと難しいこんな可動も可能になります。肩を前にグイーンと出せるので、体の前でマシンガンを構えることも容易になりました。完成後に動かして楽しい部分です。

 また側面のルーバーが別パーツになった胴体、オプションパーツやHGバーグラリードッグ、ターボカスタムにもセットされたアップデートパーツのランナーも入っています。

 大腿部もHGスコープドッグの上半分から分割されたものではなく、バーグラリードッグ以降から採用されたスムースなカタチに。このあたりは新旧のパーツをしっかり選択する必要があるので、説明書を読んで間違えないようにしましょう。

 ブルーティッシュドッグは、バイザーがブラウン。そのためにHGスコープドッグではグレーである「Dランナー」が丸ごとブラウンになっています。Dランナーにある腕のインナーや腰のパーツはグレーになるので、なんともう一枚プラスでDランナーが入っているのです。

 この絶妙な赤とベージュのカラーリング、設定画の色をよく再現しています。立ち姿も迫力ありますね。

 スコープドッグと腕だけ違うの? という人はこちらをご覧あれ。カカトにローラーがつき、バックパック(PRSP)も背負っていますね。また地味に足首の後部ガードをフタをするパーツもあって、意外と少しずつパーツが異なっています。

 降着もこなします。股間パーツは軸が下がるので、バックパックを避けながら太ももを後ろに出す余裕も与えています。

 本キットは、じつは余ったパーツで右腕を通常のタイプにも変えられます。カカトも元通りにできてしまうので、HGブルーティッシュドッグは「カスタムパーツの集まったスコープドッグプラモ」とも考えることもできますね。あなただけの1機を作るためのベースとしても良いアイテムでしょう。資料によってはPS専用として開発されたと書かれるブルーティッシュドッグなので、カスタムの技量も問われそうですが……! ぜひ作って楽しんでね!

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けんたろうのプロフィール

けんたろう

各模型誌で笑顔を振りまくフォトジェニックライター。どんな模型もするする食べちゃうやんちゃなお兄さんで、工具&マテリアルにも詳しい。コメダ珈琲が大好き。

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