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【レビュー】プラモデルにも使える?ダイソーのアクリルマーカーの実力をテストしてみた。

 プラスチックの表面にも塗れて、隠蔽力も乾燥速度も専用塗料に肉薄する(ときには凌駕する!)アクリルマーカーがだいぶ盛り上がってまいりました。AKインタラクティブやDSPIAEといった模型ユースを最初から意識したものはもちろん、ArrtxやENMYといったイラスト用マーカーの転用もかなりポピュラーなものになりつつあるなか、100円均一ショップ界の雄、DAISOの店頭でも同様のアクリルマーカーが売られているらしい……ということで子供の筆記具を買いに行ったついでにゲットしてまいりました。

 2色双頭タイプのもの(商品名は「カラー豊かなアクリルブラシマーカー」)はHAUSERというドイツの文具メーカーのOEM。ペン先は先の尖ったコシのあるフェルト製で、振ったりペン先を押したりしなくてもキャップを開ければいきなり塗れます。プラスチックの地に直接塗ると少々ムラになりやすいのですが、表面にヤスリを当てて微細な凹凸を作ってから塗ると一気にノリが良くなります。隠蔽力は高価格なマーカーに劣りますが、色合いはプラモデル向きなものが多い印象。とくに茶色と灰色、若草色と黄土色の組み合わせは「このままドイツ戦車とか中東の戦闘機を塗ってもいいんじゃないの」と思えます。

 数分乾かして全体のツヤが落ち着いたら重ね塗り出来ます。2度塗りでだいたいムラのない発色になりましたが、やはりアクリルマーカー特有の微妙なムラは残ります。あえて大面積を塗っていますが、例えばガンプラのちょっと色が足りないところを補うような用途であればこれでも充分と言えるでしょう。とくにグレーはめちゃくちゃ重宝すると思うよ……。

 1本1色の「アクリルマーカー(ベーシック)」もペン先の性能は先述したものとほぼ同じ。しかしターコイズグリーンの発色がものすごい!イッパツ塗りでロシア機のコクピットを思わせるバキッとした色味が決まりました。反面同梱されていたレモンイエローはちょっとガッカリな発色。このへんは色ごとに顔料の特性がありますので、どのメーカーのマーカーを買っても似たりよったりです。

 ダイソーで買えるアクリルマーカーはキャップを開けて塗るだけ、プラ地にも直接乗る、乾燥もそこそこ速い……という基礎的な性能はちゃんと持ち合わせていますから、「マーカーでプラモデルを塗るってどういうこと?」というのを体感するにはよい入口になり得ます。反面、発色やペン先の質感といった面では冒頭で紹介したようなメーカーの商品よりもやや劣ります。また、複数店舗を回って観察してみると「どの色が売られているか」というのはまちまちで、さらに「ラインナップされている色はどれだけあるのか」「いつまで買えるのか」といった不確定要素もあります。色味のバラエティ、入手確実性、何よりもインクやペン先の性能をしっかりと見定めて、みなさんもアクリルマーカー塗装のベストチョイスを探ってください。そんじゃまた。

からぱたのプロフィール

からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』https://wivern.exblog.jp の中の人。

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