
週末の模型ライフが楽しくなるプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週はタミヤの戦車模型シリーズ最新作「1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.393 1/35 シュビムワーゲン166型 (ワイドホイール仕様)」をお届けします! 水陸両用車両で楽しい週末を過ごしましょう。

本キットは1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.224としてラインナップされている「1/35 Pkw.K2s シュビムワーゲン 166型」のバリエーション。商品名にもなっているワイドホイールタイヤのパーツと、最新の技術で開発されたフィギュアなどが追加された、謂わばVer.1.5のような素晴らしいアップデートプラモに仕上がっています。バリエーションキットのお手本のような仕事を体感できます。

タイヤやフィギュアに目が行きがちですが、車両に搭載する小火器や車外装備品も新規! スコップやオールなどの固定具部分まで精密に表現されているので、車両に貼り付けるだけですごい説得力が生まれます。これによってさらに解像度が上がって見えるのです。

個人的に好きなのが車体中央のクロスバー。クロスバーは小火器を積む時と積まない時を選択できます。こちらは積む状態のクロスバー。小火器に彫刻されたマウントの一部と、クロスバーに彫刻されたマウント部が貼り合わさることで、ただパーツを貼り付けただけではない説得力ある雰囲気に仕上がります。

本キットのメインディッシュとも言えるワイドホイールタイヤ。食べきれないほどのイカフライのようなパーツが枠に収まっています。これはタイヤをトレッド面で5分割したパーツなのです。


ホイールに彫刻された軸とタイヤの軸受の形状を合わせていきます。接着面に流し込み接着剤を流せば、プラパーツのシャキッとしたディテールが素晴らしいワイドホイールタイヤが出来上がります。

完成後の取り付け位置を間違えないように、内側に「L」「R」と刻まれているので嬉しい配慮。こういう細かなところにも、作る快適性を忍ばせてくてる模型って嬉しいですよね。


キットはこのように手でつまめるくらいのサイズ感。その中にエンジンパーツも再現されており、水陸両用であるシュビムワーゲンのメカニックな魅力も楽しめます。パーツもユニットごとに分割されているので、そこまで細かくありません。

水上航行用のスクリュー根本に可動が仕込まれているので、地上走行時のスクリューをあげた状態、水上航行時のスクリューを下げた状態両方を表現できます。

エンジンフードは開閉を選択して作れます。魅力的なメカを見せてアピールしちゃいましょう。

そして車両と共に本キットの主役であるフィギュア。こちらも素晴らしいです。まずはドライバー。表情が素晴らしく豊か。べらんめぇ感のある雰囲気がたまりません。

車両としっかりとフィッティングするために、ドライバーの背中はシュビムワーゲンの椅子の背もたれと同じ形状でくり抜かれています。これは素晴らしいアイディアです。座ってしまえば背中は見えませんもんね。

本キットのもうひとりのアニキ。しかめっ面なドライバーアニキのお相手をする戦車部隊士官でございます。隣に置くだけでこの景色。

素晴らしいポーズ。状態の自然な捻り、声が聞こえてきそうな口の開き方などによってドライバーとのやり取りを僕たちに想像させてくれます。

数々の新規パーツでさらにカッコ良くなった新生シュビムワーゲン。小さなプラモの中に週末を最高にしてくれる魅力が満載ですよ。またタミヤの直営店である「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」で現在実車も展示中です(2026年3月27日まで)。ぜひそちらも見に行ける人は、この機会に訪れてください(タミヤホームページでも実車写真を公開中)。それでは、良い週末を!