

かねてより複数の知人友人が「いいぞ!」とオススメしてくれていたイタリアデザインの傑作家具、ボビーワゴン。工具はすべてこのワゴンをホームポジションにして、机の上は模型だけ!憧れるよねぇ……!!
一般的なキャビネットと同じくらいの高さがある「3段タイプ」のホンモノは8万円前後するのでちょっと手が出ないと思っていたのですが、デザイナーのジョエ・コロンボが亡くなって50年が過ぎ、昨年くらいからリプロダクト品(著作権や意匠権の法律に従って、オリジナルの機能やデザインを継承して作られたレプリカ)が出回るようになり、とうとう手に入れられました。激うれしい!みんなも買おう。

何よりすごいのはその圧倒的な収納力。回転引き出し式のトレイ、2面のサイドポケット、最下段のフリースペースを合わせると3段タイプ(高さ約74cm)で約130リッターほどの容積があります。プラモデルづくりに必要な工具、マテリアル、説明書やデカールなどが詰め込み放題。机の上に乱雑に散らばっていたものを集約すれば整理整頓しながらの作業がイッキに捗ります。なによりデザインがカッコいい……。

ボビーワゴンは最下段のフリースペースに2トレイか3トレイのモジュールを積み重ねた構造になっていて、モジュールの数(X)とトレイの数(Y)で「X段Yトレイ」と分類されます。私が買ったのは3段5トレイ(上写真/左、)ですが、3段4トレイ(上写真/中央)や2段2トレイ(上写真/右)も選べます。
ボビーワゴンを選ぶときにいちばん悩むのが色ですが、その次に「4トレイを買うか5トレイを買うか」で迷宮入りします。とりあえず人柱として私は5トレイ(3トレイモジュール+2トレイモジュールの型)を買いました。
まず3トレイのモジュールは1トレイあたりの深さが実測で49mm、全体の安定感を考えると工具や説明書、デカールなどを入れておくのが良さそうです(塗料は結構重たいからな!)。

2トレイのモジュールは1トレイあたりの深さが実測で71mm、ちょっと背の高い塗料や接着剤といったケミカルを収納しておくのに適しています。ちなみにトレイ内寸はW255mm×D296mmで、本当にギリギリA4サイズの本が入らない大きさ。本はおとなしく本棚にしまいましょう。

わかりやすく図にするとこんな感じ。みなさんがプラモデル作りに使う代表的なボトル類を背の順に並べたものですが、3トレイの深さならGSIクレオスの背高塗料ボトルが回転トレイのクリアランスギリギリで収まり、2トレイならタミヤの接着剤やスミ入れ塗料に使われている四角いボトルが少し余裕を持って収まる感じです。ファレホ、GSIクレオスのウェザリングカラーやセメント類は入らないので要注意!

サイドポケットは開口部が丸くデザインされた面と大きく開けられた面がありますが、こちらは溶剤のボトルや缶スプレーの収納に適しています。背の低いものは出し入れも簡単ですが、ガイアノーツの1リットルボトルなどは出し入れのときに知恵の輪的な動作が必要なので使用頻度の低いものを各段1本くらいにとどめておくのが吉です。

ちなみにオリジナルのボビーワゴンでは上写真で見えている面が「フレキシブルボックス」と呼ばれ、各段の仕切り板を外すと吹き抜けになり、丸めた大きな図面などを縦に突っ込んで保管できます。リプロダクト品ではこの機能が省略されていて、各モジュールの分解や再結合はできなくなっています。

天板は3つに仕切られていてすぐ使う工具などを置いておくのに適しています。傷や汚れを気にするならDIYショップに工具用トレイがたくさん売られていますので、お好みのものを載せて運用するとGOODでしょう。
とかく工具や塗料の類が溢れかえりがちなプラモデル作りの現場ですが、このワゴンに必要なものをまとめればフツウの人はたいがいの作業が(机の上がキレイなまま!)できるはずです。自室で、リビングで、ベランダで……かっこよく取り出しやすい収納をいつでもラクラク移動して趣味の時間をブーストしちゃいましょう!いやー、これはマジでオススメだしテンションがめっちゃアガりました。 みなさんも、ぜひ!