
ガールズプラモにありそうでない完全ロボット的四肢と美形の顔、そしてでっかい武器……。みんなの好きな要素が強化されて、まさに華やかな内容……。なんとこのプラモデル「RS-03 星花・リリィ MK3」は、ガールズプラモのトップランナーであるコトブキヤが、中国の模型メーカーである核誠治造(かくせいじぞう)× 和模線(わもせん)のコラボ企画商品を国内で流通するというもの。トップランナーが認めた、海外のガールズプラモというワケです。
コトブキヤオンラインショップ RS-03 星花・リリィ MK3

すでに日本国内ではビッグな1ジャンルとしてその地歩を築いたガールズプラモデル。国内メーカーも各社が参戦し、かわいさやその世界観を競いつつ、切磋琢磨をつづけています。そして中国でも今、多数のメーカーがこの「ガールズプラモ」にも挑戦しています。先日の上海ワンフェスでも華やかな展示が各所で行われていました。

自分もいつかは海外製のガールズプラモに触れてみようと思っていたのですが、正直たくさんあってどうしたものかとなやんでいたところ。しかしこのキットはコトブキヤのマークが入っていて、ガールズプラモのトップランナーが直々に輸入担当をしているのです。ある種のお墨付きというか、ライバルを認めつつ助けている姿に、じゃあこれでいってみようと思ったのでした。

中身の前にパッケージがとてもでかい。抱えるようなサイズのガールズプラモはいくつかありましたが、同じぐらい主張してきます。

さらにパッケージのなかには背景になる屏風のようなインナーもあって、なかなか面白い試みをしています。


ようやくランナー(パーツが収まっている枠のこと)にたどり着きましたが、各ランナー上質に仕上がっています。箱を開けた瞬間目に飛び込んでくる「金のランナー」は塗装済みパーツで、綺麗な艶と金属粒子の輝きでピカピカ。非常にレベルの高い塗装済みパーツとなっています。黒は表面がしっとりとしたつや消しでシックな雰囲気になっています。
本キット、頭部を3つも作ります。その3つめの頭部、オーバーロードモードで使う火のようなエフェクトは曲線もさることながら表面のキラキラしたコートが施されていて、見る角度で色が変わってとても面白いです。

ディテールもかなりシャープで、指に食い込みそうなぐらいエッジが立っています。そう、このプラモデル、ガールズプラモでありながら有機的な曲面はかなり少ないんです。まるでメカのようなボディラインなのですが、それには理由があります。その話は組み立て編でお届けしましょう。

ほぼ唯一やわらかい表現のパーツ、胸上部と顔のランナー。フェイス部分は目の部分が開いているほか、目の周りにすでに化粧的に色がついています。また無塗装で同じランナーが入っているので、自分で塗装したい人にも安心。

彼女の独特な機構は目が眼球状のパーツになっていて、裏から動かすことで目の方向をコントロールできるというところです。こういった機構は完成品などでいくつかあったことですが、この小顔サイズに納めてきたのはなかなかのことでしょう。ましてかわいく仕上げるのはなかなか大変ですから、このメーカーの実力がこの部分から見えてくると思います。組むのが楽しみになってきましたよ……!

大ボリュームのパーツ群に、日本国内メーカーの美少女プラモとは全く異なる雰囲気を詰め込んできた本キット。パーツを見ているだけでも、これまで日本国内のガールズプラモの文脈を参考にして同じようなプラモを送り出してきた他の中国模型メーカープラモとは異なったアイテムに仕上がっています。次回は実際組んで、その内容をご紹介していきます。お楽しみに!
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