ひさびさのミニ四駆に着実な進化を感じる/タミヤ GRヤリス

 のっけから軸受けがプラの輪っか+ハトメ(金具)からPOMという低摩擦樹脂パーツに代わっていたことに一番進化を感じました。私はフルカウルミニ四駆ブーム直撃世代(レッツ&ゴー世代)で、当時親にねだって買ってもらったマシンを組んでいましたが、最近ひょんなことからミニ四駆のトヨタGRヤリスを購入しました。
 実質4代目のヴィッツにあたるクルマが国内外ともにヤリスという名前で統一され、そのスポーツグレードがGRヤリスです。WRCに出場しているマシンとともに、タミヤでは通常のプラモデルではなくミニ四駆とRCカーで展開されているのが興味深いポイント。

 キットはシャーシのパーツと、ボディのランナーが1つ。白成型なのですが、よくあるプラモデルに使用されるPS(スチロール樹脂)ではなくABS樹脂(ガンプラの内部フレームなどにも使用されている強度の高い樹脂)製になっています。ABS樹脂はエナメル系塗料などの溶剤に弱く、専用の接着剤でないとくっつかない素材なので注意が必要です。なお、ミニ四駆はスナップキットなので接着剤がなくても組み立てられます。
 ボディは3パーツ構成(中央下の4番パーツはボディを止めるボディキャッチ)で、本体を白、あとの2パーツを黒で塗装するとあとはシールで色分けが再現できるようになっています。

 今回はヘッドライト部を開口する加工をしたのですが、3段になっているヘッドライトが表面はつるつるなのに対して、裏側にリフレクターの形がモールドされていました。シールを貼るときに表面にモールドがあると邪魔になるものの、開口するときにはライト位置の手掛かりが必要。その両立を目指したタミヤのサービス精神なのかもしれません。

 シールにはロゴや色分けのシールに混ざって、右下にシャーシの裏側に貼る用の名前シールが付いていました。これも昔のミニ四駆にはなかった心遣いですね。非常に息の長いシリーズであるミニ四駆ですが、キットの中身は今も進化している……ということに気付かされたというわけです。

反乱軍兵士A
反乱軍兵士A

在宅期間中にプラモデルを再開した1987年生まれの出戻りモデラー。