置き場の悩みを一挙に解決、箱庭技研のアクリルケースで「オレのプラモデル常設展」を作る!

▲自慢のプラモがずらりと並ぶ夢の通り道じゃ

 プラモ作りのある暮らし、やってますか!いくつかの模型が完成し始めるとまっさきに足りなくなって「どうしよう!」と慌てるのがプラモの置き場所であることはよく知られています。プラモの箱はいくらでも積み重ねることができるけど、せっかくの完成品はそうもいかないので、「展示すること」がめっちゃ重要になってきます。それは毎日プラモ触っている私も同じ。

 そこで今回は箱庭技研さんにサポートいただき、アクリル製のディスプレイケースを導入することで空間を有効活用することにしてみました。結論から言うと、ケースとしてのクオリティ高い、組むのはかんたん、展示してみたら超幸せ空間が爆誕するということが判明し、これを広く皆さんに知らしめる必要があると感じた次第。ぶっちゃけアクリルというのは素材そのものが高いので、この精度で加工されていて組み立て〜インストールまでがちゃんと設計されているパッケージがこの値段というのは本当に安いです。

▲パーツリストも完璧。シミュレーションをしてから組もう

 今回導入したかったのは1/24スケールのカーモデルを12台展示可能な4行3列の壁掛けタイプ。外寸幅880mm×高さ550mm×奥行約130mmという大きさで、カット済みのアクリル板11枚と付属品がセットになったもの。自分で組み立てをする必要はありますが、至れり尽くせりの梱包とセット内容でかなりびっくりします。どのパーツもすごくスマートにまとめられていて、いわゆるDIY感よりも「すごく洗練された組み立てキット」になるよう考え抜かれた構成です。

▲わかりやすすぎる

 説明書もステップバイステップで記載されており、迷うところはいっさいありません。傷や埃に気をつけながら広いスペースを確保して着実に作業していけば、どんな人でも1時間ほどでインストール可能かと思います。

▲今回はテレビの右側にある壁を最初の候補地としたのですが、結果的に場所は変わる。変わるのですが、その過程で意外なメリットが浮き彫りに。

 まず素晴らしいのは「ここに取り付けるぞ!」というのをキメるためのテンプレートが付属していること。設置時の水平垂直を手軽にビシッと出すための工夫もされていて、壁に取り付ける金具の位置がおのずと導き出されるのがすばらしい!購入したらまずこの用紙を持って「ここかな〜、あそこかな〜」と常設展の位置を想像しながらウロウロしましょう。

 このディスプレイケース、壁への取り付けは石膏ボード用の固定用具を介して行います。プラスチックの台座に4本のピンを刺すのですが、とにかく穴が小さくて済みます。「壁掛けディスプレイはかっこいいけど賃貸住宅だとできないんだよな」をあきらめているそこのあなた!1m離れたら見えなくなるような穴にビビる必要はありません。

※注意/石膏ボードの裏側に木の枠が入っていると固定具のピンが刺さりません。施工の際は必ず壁をコンコン叩いて「裏側が空洞だな」というところに設置するようにしましょう!

 賃貸住宅の退去時って「大家さんが次の人のために壁紙を貼り替える」もしくは「次の人が気にしない程度であれば穴はそのままにする」のどっちかなんですよね。そして、画鋲サイズの穴は基本的に「原状回復義務」の範囲外なので、原則的に居住者が負担する必要はありません。

▲いろいろあって、設置箇所をTV横からTV上に変更!固定具を外したあとに残る穴はこの程度。爪でキュッキュっと押せば本当に目立たなくなります。

 いまは自力でクロスの穴を目立たなくする方法もたくさんありますし、ある程度長い年数住むと敷金の返却率も下がってくることが多い(蓄積した部屋の汚れをリフレッシュするために大家さんが自発的に壁紙を貼り替えることも多い)。つまり、釘やネジでバリバリ大きな穴を開けるのでない限り、賃貸でも細いピンを使用した固定具はそこまでネガティブに考える必要はないし、大家さんに「なにしてくれてんねん!」とめちゃくちゃ怒られたり巨額のお金をふんだくられたりすることはない、というのが私の見解です(説得力の補強のために申し添えておくと、私は大量のモノに囲まれながらこれまで9回の引っ越しを経験しています)。しかし、「どうしても壁に穴を開けるのは怖い!」という人は据え置きタイプも新しく発売されたので、そちらを検討してもいいかもしれません。

▲さて、設置場所を決めたら組み立て。カット済のアクリル板を組み合わせたら固定用の小片をプスプス差し込むだけの簡単仕様です。

 材質は純国産のクラレ製メタクリル樹脂板「コモグラス」のなかでも97%以上の紫外線遮蔽性能を持つUV40というグレードを、なんとこのディスプレイケースのために2.5mm厚で特注。既製品の2mm厚でも3mm厚でもないのは、「ハイコストなUV遮蔽アクリル板をホビーユーザーでも気軽に手に取れる価格に抑えながら、全体の強度も確保するために試行錯誤して決めたもの」ということで、世界でも箱庭技研だけがこの材料を使った製品づくりをしているんだとか……。

 美術品のショーケースや額縁の前面パネルにも使われるような素材なので、塗装やデカールの劣化も心配無用です。アクリル板にはきちんと保護フィルムも貼られた状態でカット加工がされているので、「出荷時に傷が……」なんてこともありません。

 組み上がったら壁に取り付けた固定具に引っ掛けておしまい!前面のアクリル板はホコリ防止や地震のときに展示物が落下するのを防いでくれますが、ネジ6本を手で回すだけで着脱が可能なので展示替えも楽ちん。とはいえ、光が反射するのは避けられないので自己責任でオープンにしておくのもいいなとは思います。

 内寸奥行きは120mmなので1/24スケールのクルマはバッチリ入りますし、上の空間も窮屈じゃないので優雅で余裕のある展示が楽しめます。透明だからシャシーの下から覗き込むのもOKなのがちょっと楽しい。

 そしてめっちゃ楽しかったのが1/72スケールのブラックバーン・バッカニアが入ったこと。空母の中に格納するため省スペースになるのが艦載機の特徴ですが、主翼とテイルコーンを折りたたんだ状態ならカーモデルに近いサイズにまとまる!これは艦載機を格納状態でいろいろ組んで収めてみるのも絶対楽しいですね……。

▲1/35のトリケラトプスだって収まってくれます!

 まずは手近にあった完成品を12点ピックアップして展示。これだけのプラモを平置きしていたらまあまあの面積になりますが、壁掛けタイプのディスプレイケースなら生活空間をほとんど圧迫せずにたくさんの完成品を飾れます。いままでただの壁だったところが突然きれいなショーケースになったことで、「次はどんな展示にしようかな」と考えるのも楽しみになりました。

 ちょっとハードル高く感じる壁掛けディスプレイですが、エイヤと飛び込んでみるとすっごく上質な空間が手に入ります。みなさんも、ぜひ!

箱庭技研直営店

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からぱた

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。