
多くの模型店・量販店で販売しているアクリル塗料・タミヤアクリルを使用して、ガンプラを全身筆塗りにチャレンジしている本企画。
前回筆塗りを終えた旧ザクですが、数日置いて見てみるとどうも色味が単調な気がしてきました。明るい色と暗い色のメリハリをつけられれば……。そうすれば僕の旧ザクはさらに豊かな仕上がりになるのでは無いだろうか?思い立ったらやってみるのだ!!

メリハリをつけるべく、明るい色を足して行くことにします。光ある所に影あり。そうすると相対的に元の色が暗い色になりますからね。ところで、明るい色を足す?それはどうしたら良いのでしょうか?今回はもの凄くシンプルに行きます。元の色に白を足した色を重ねて、明度を上げたもので塗れば良いのです。

さらに、重ねる色の隠蔽力が強すぎると下地を活かし辛いので塗料に少量クリヤーを混ぜてみました。隠蔽力の手っ取り早い調整が可能かつ、薄め液で割るのと違って塗料がビシャビシャに(緩く)ならないので、好みや用途に合った粘度に調整出来て都合が良いです。

白を足した塗料を筆に含ませたらここからがポイント!「ティッシュ等で拭き取った”ドライブラシ状態”」に筆の塗料を調整して、少しずつ色を乗せていきます。

正直言って物にどう陰影が付くのかはサッパリ分かりません。そこで何となくエッジを避けて面の中心部が明るくなるように色を重ねました。全部を組み上げて、前回の記事のものと比べてみましょう。


エッジ付近に暗い色、面の中心は明るい色に塗ったのが何となく分かるでしょうか?クリヤーを混ぜたので艶が出たことも相まって中々、無骨などこか懐かしい雰囲気にまとまりましたね。ベタ塗り時よりも明らかにカッコよくなっています!!
二度に渡り筆塗りへの挑戦の課程をまとめて参りましたが、「上手く出来るかな?出来ないかな?」という程よいスリル感に加えて、結果どう転んだとしても「これが筆塗りのよさかな?雰囲気かな?うんうん、大丈夫!!あはは!」と大人げなく無邪気に良い方向に納得出来てしまった事が凄く印象的でした。
初挑戦を終え、「またやってみたい。今度はもっと上手くできそうだな。」気付けば次の挑戦に目を向けている自分がいます。筆塗りだけに色々重ねてどんどん楽しんで行きましょう。それでは、バイバイ。