
手軽に買えてスタイルもかっこいい艦船模型を探してみました。真っ先に思いついたのがタミヤの「松」です。ご飯屋さんでメニューの『特上・上・並』を『松・竹・梅』になんて置き換えているのよく見ますよね〜。この松もちっちゃいですが、箱絵よし!組みやすさよし!スタイルよし!のまさに「松」ランクでございます。

松型は太平洋戦争中、日本海軍が建造した最後の量産駆逐艦で、数をそろえるために簡易な構造で量産された駆逐艦です。他の駆逐艦よりも少々小型です。以前紹介した早波の半分ちょっとの大きさになります。それでもバランスよく武器を備え、松型一隻で三隻のアメリカ駆逐艦と戦って、「必殺兵器」の酸素魚雷を発射して一隻を撃沈したこともあります。

2ランナーのみのシンプル構成です。組み立ては1時間あればおつりが来ます。 でもでも、1/700艦船模型の醍醐味とも言える細かーいモールドは十分入っています。1990年代に発売されたキットですが、十分細かいです。

比較のために接着剤と大きさ比較してみました。更にアップしてみましょう。


パーツも十分シャープで、立体感も申し分なし!


軍艦旗だけシールになってます。下の黒い線はなんだといわれそうですが、この松では使いません。実は「窓枠」なんですが、 窓枠シールを貼るキットはごくごく少数になっています。

高角砲・機銃・魚雷・爆雷と弁慶の7つ道具ばりにいろいろ武器が載ってます。簡易量産型とは言え、実に堂々とした船ですね。 箱にも書いているオフィシャルガイド軍艦雑記帳も合わせて読むと各部がより鮮明に見えてきます。 史実の松型を調べるもよし、どんな武装や装備を持っているかも調べるもよし、他の駆逐艦と調べるもよしです。週末のちょっとした時間で味わうことができる「松」でぜひ艦船模型の世界へと飛び込んで見てください。