
言われるがままモデリングも中盤戦。ホビーボスの1/72メルカバをチリチリいじりながらちょっとずつカッコよくしていく大作戦のハイライトに入ります。過去の記事はここから読むといいので読む。はい。
基本塗装してウォッシングしてピンウォッシュして、そっから先どうすればいいのかをフミテシに聞いてみたところ「ソッスネ、こっからはテクスチャ系っす。粉っすね」という話をされたので、粉をまぶしていきます。模型用の粉には色々あるのですが、もっとも手に入りやすくてイカした効果が出る粉のひとつにタミヤから発売されている「ウェザリングマスター」があります。

タミヤの「ウェザリングマスター A」はサンド・ライトサンド・マッドの3色がセットされ、お化粧で使うアイシャドウみたいな仕立てになっております。


出っ張ったところにゴシゴシなすりつけることによって、筆塗りとは異なるモワッとした表現ができるウェザリングマスター。今回はIDFグレー(基本塗装に使ったイスラエル陸軍のカラー)の明度を少し持ち上げるためにライトサンドを乗せて、出っ張った部分が明るく見えるようにしてみました。……とか難しそうなことを書いてますが、とりあえず明るい色をモサーっと乗せるとそれっぽい(とてもうまい人が陰影を描いたような)感じに見えますので、これは騙されたと思って実践してみたほうが良いです。

ここで突然なのですが、「ライトサンド塗ったら他の2色を塗るときに付属のスポンジ筆に付いた色が混ざってしまうやんけ」となります。このサンド系3色とかならまだいいのですが、メタリック系とか白とか黒とか、混ざると調子が悪い取り合わせもあるので困ります。っていうかすごく困っていた。

このウェザリングマスターシリーズはアイシャドウとかなり似た構造になっているため、アイシャドウ用の塗りツールをそのまま流用できるのではないかと考えたアタクシはそれ用のアレを大量に買うことにしました。
50本入って900円しないので、一本あたり16円。ほとんど使い捨て可能な価格です。そんでもって、チップ(先端)は細いのと太いのが使い分けられるという最強のバリューセット。

ということで、ミリタリーモデルをポワッと汚すための「粉モン」の初手として超オススメのタミヤ ウェザリングマスターとそれをうまいこと運用するためのディスポアイシャドウブラシをめっちゃオススメする回でした。
ツヤ消しでボケ感のある汚しを入れたければまず試してみてもらいたいのと、さらにこの先にすっごい魔法みたいな汚しを教えてもらったので、このシリーズにはもうチョット付き合ってもらうのじゃ。そいではまたね。
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