塗料の言いなりになって戦車のプラモデルを塗ってみる。

 晩酌モデリングで組んだホビーボスの1/72メルカバです。このままでも超かっこいいが、オレはこれを塗ってみたくて買ったのだった。ということで塗る。塗りましょう。

 と、威勢のいいことを書きましたがメルカバというのはすごい色をしている。茶色なんだか緑なんだかグレーなんだかわからない、迫力のあるイスラエルの大地の色。そんなもん見たことないし、写真というのはシチュエーションによってどうとでも色が変わるので、これは誰かに聞くしかない。メルカバって何色なんですか。

▲そのものズバリの塗料を買ってきましたわん。

 「IDFグレー3(現用)」という呪文みたいな名前ですが、ようはイスラエル軍のグレーの3番(現在使われている戦車に塗られているヤーツ)ということなので、それを言われるがままに塗ります。

GSIクレオス Mr.カラー AFV・戦車模型用特色 IDFグレー3 (現用) 10ml 模型用塗料 C530

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 エアブラシですまん。筆で塗ってもいいんですが、エアブラシがある場合はエアブラシで塗ればいいです。だってすごいスピードで戦車がイスラエルになるんだもん。

 それにしてもグレーと言うには茶色く、蛍光灯の下で見ればなんだか緑がかかっており、なんとも言えぬ微妙な色調は「オイ、お前自分で混色して作ってみろや!」と言われましても自分の脳内のリファレンスにありませんので素直に言うことを聞いておいてよかった。ありがてー!

 そして戦車といえば履帯(キャタピラ)。本物は鉄でできており、放っておけば真っ赤に錆びるし走らせれば地面と擦れたところが銀色になり、だいたいが土とか砂でボッハボハに汚れているため「キャタピラの色」というのは一意に決めることができません。なんてめんどくさいんだキャタピラ。

 しかしタミヤから「ダークアイアン(履帯色)」という凄まじくありがたい塗料が発売されていることを知った私は一も二もなくコレを塗るのです。「錆びててもいい、擦れて銀になっていても、土埃で真っ茶色になっていてもいい。とにかくベースとしてこれを塗っておくのじゃ……」という静岡からの優しい声が聞こえるぜ……。

タミヤカラー ラッカー塗料 LP-54 ダークアイアン(履帯色)

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 これまたエアブラシで失礼。筆でもイイんだけどエアブラシだと超スピー(以下略)。マスキングしないで履帯だと思われるところをビャーっと履帯色にしてしまいます。少しだけメタリックがかったほとんど黒に近いラー油、いやグレーだね。

 さっきIDFグレーに塗った転輪(たくさんある丸っこいやつ)も半分くらい黒くなってしまいましたが、戦車模型の偉い人は「そんなもん汚したらだいたい見えない」「影に見えてかっこいい」「車体のスカートでほとんどわかりません」とか豪快なことを言います。

 私は小心者なのでもう一回IDFグレーをエアブラシに入れて、転輪だけシュッシュと吹き、それっぽく塗り分けたのでした。エアブラシを盛っていない人は筆で丁寧に塗り分ければ良い。というかここは筆のほうが楽なんじゃないのか。メソッドが確立していないいきあたりばったりの言いなりモデリングなので、これでいいのだ。

 ということでパーツをガシッと合体。あら戦車じゃないの。これは戦車ですね、と商店街の魚屋さんや八百屋さんからも声がかかりそうな佇まい。しかしこのままでは工場から出てきたピッカピカの新車みたいじゃないですか。やっぱ土埃の中をドワーっと走ったり、敵と戦ってガシャーっとダメージを受けたりしているとかっこいいと思いますので、それをどうすればいいのかフミテシにLINEして聞いているところです。

 次回、「メルカバ、イスラエルに立つ!」。君は、生き延びることができるか。

ホビーボス 1/72 ファイティングヴィークルシリーズ メルカバ Mk.3D LIC プラモデル No.82917

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からぱた
@kalapattar

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。