AFVや飛行機模型に限らず、砂漠というのはキャラクターロボットにとっても魅力的な生息域です。砂漠に適応したロボットは、特殊な装備や耐熱装備をまとっていたりしますが、迷彩効果のために体色を砂漠の色に合わせたりもしています。これがかっこいいですよね!
というわけで、あなたが作ったカッコイイメカを砂漠に連れていけるカラーを今回探してみましょう!!砂に対応した色って何でしょうね?メジャーな塗料ではどんな色があるのでしょうか?砂漠色を巡る冒険の始まり始まり~。
ロボットたちに適した砂漠の色とはどのようなものでしょうか。砂漠の迷彩塗装といえば、概ね砂に紛れるような塗色が一般的です。たとえばGSIクレオスのサンディブラウンは濃いめのベージュか薄めのブラウンかという色合いで、まず試したくなるような色合いです。他にも木材への塗布が多いタンなどはいい感じの砂漠用カラーと言えるのではないでしょうか。そして航空機に目を向けると、C119のRLM79サンドイエローも砂漠を飛ぶドイツの戦闘機に塗布された色として出てきます。さらに、けんたろう個人的にオススメしたい便利色がレドームです。航空機のレーダーを格納するカバーによく使われていた色ですが、いい感じの赤みがさすベージュで使いやすいです。この4色は非常に砂漠感が出ますのでお勧めですよ。
これだけでもう2色以上の砂漠色があるのですが、近年さらにいい色が増えました。ひとつがタミヤから発売された瓶入りのラッカー塗料、LP-30のライトサンドです。先程の砂漠カラーともまた絶妙に異なる、赤みのない色に仕上がっていて、こちらはエイブラムスやブラッドレーなど、現用戦車にピッタリのサンドカラーです。
そして、同じく近年登場したのがGSIクレオスのIDFグレーの3色です。こちらはよくシナイグレーと呼ばれる色で、イスラエルの車両によく使われた色なのですが、長年に渡る研究の結果、年代や場所ごとの色を3つ抽出して発売したのです。これらのシナイグレーは、例によって調色して作るのがとてもむずかしい色です。オリーブドラブやブラウン要素の混ざった絶妙な色合いは、写真によって受ける印象が変化します。だからこそ、シナイグレーは発売が待ち望まれていた色なのです。
それはさておき、シナイグレーは砂漠ロボットにもとてもイメージぴったりな色です。実際に塗ってみたので見てください。
シナイグレーを見ていると、ちょっと僕らのイメージする砂色とは違う色味もあると思います。でもこれが実際の戦場を走る戦車に塗られていると考えるとやっぱり説得力はありますよね!今イケてる砂漠ロボットの塗色として「シナイグレー」はぜひ覚えておいてください。これまでの定番の砂漠色や、タミヤのライトサンドとともに、着回しカラーでおしゃれに砂漠を渡ろうではありませんか!!
各模型誌で笑顔を振りまくフォトジェニックライター。どんな模型もするする食べちゃうやんちゃなお兄さんで、工具&マテリアルにも詳しい。コメダ珈琲が大好き。