【PR】チトセリウムの最新作、OPEN THE BOX!!

 浅井真紀×huke×GOOD SMILE COMPANYのコラボレーションによる雰囲気満点の美少女プラモ、「チトセリウム」。第一作のLXXVIII-platinumに続き、待望の第二弾となるVI-carbonia adamas(カーボニア アダマス)が発売されました。SNSでは早速入手した人たちによって組み立てられ、その姿のかわいさやさまざまなポーズで芝居をする様子がアップされています。でもでも、このキットってどんなパーツで構成されてんの?というのはなかなかレビューされていない印象なので、nippperではその中身を徹底的に眺めてみようと思います。

 画像は公式の完成写真。ご覧の通り、赤白黒を基調としたとてもシックなデザインで、巨大なシールドと槍を装備しています。頭部のアーマーが展開されると可憐な少女が一気に力強い印象になります。

 こちらも公式の完成写真。チトセリウムの最大の特徴が「巨大な装備を身にまとった女の子が、パタパタと折り畳むことで六角形の箱のなかに収まる」というギミック。とてもタイトな設計で、容積ギリギリにビシッと収まるのは実際に組んだ人だけが味わえる感動です。

 パッケージを開けるとまず目に飛び込んでくるのが黒い紙(取り扱い説明書の入った封筒)。中央にはポツンと顔のパーツが嵌め込まれています。この演出はプラモを開けたときの「うわー、なんかパーツがいっぱい入っているな」というガチャガチャした印象を与えないのと、買った人がドキリとするポイントとしてすごくニクイな〜と思わされます(最近のマスターグレードって完成写真が印刷されたボール紙が入ってないよね。あれワクワクしたなぁ……)。

 顔はツヤのあるプラスチック製。傷のようなディテールが、物語を感じさせます。ツヤが放っているメッセージは「このパーツはご自身でメイクアップして、最後にそっとつや消しでコートしてあげてくださいね」ということでしょう。

▲黒バックで撮ったらQUEENのジャケットになるところだった。

 もちろん、自分でメイクアップするのは難度が高い……という人のために、印刷済みのフェイスパーツも4種類が付属。瞳の色と表情がそれぞれ違い、このカーボニア アダマスという女の子はいろいろな人格を持って、たくさんいるのだな……ということを暗に示しています(世界観やストーリーがはっきり示されているシリーズではないので、こうしたパーツから断片的に想像していくのがスリリングです)。ラッパのも金色に塗装されたものが付属していますが、こちらはプラスチックの金色よりも重厚感があるので嬉しいポイント!

▲無塗装のラッパも2種類パーツ化されています。すげえおもてなしだな!

 こちらが黒いケースの蓋になるパーツ。上品なデザインの彫刻が入っていて、とても美しいツヤに仕上がっています。中央の紋章も印刷済み。指紋がめっちゃ目立つので、気になる人は手袋を付けて組み上げるのがおすすめです。

 関節は前作同様「SOFT」「HARD」の2種類が付属。ガンガン遊びたい人はSOFT、ビシッとポーズを決めて飾りたい人はHARDを選ぶと良いです。ロボットプラモでも同様なのですが、体軸に近いところは固く、先端部ほど緩く設定するとポーズがつけやすいですよ。覚えておきましょう。

 個人的にグッと来たのが、この2枚のランナーの色。身体に使われる白パーツはパキッと白く、髪の毛は少しだけグレーがかっています。こういう微妙な色合いの差は完成したときの情報量をぐっと増してくれます(RGガンダムとかと同じ方法論かもね)。

 身体の曲線を際立たせる赤いパーツは金型が徹底的に磨かれており、みごとなツヤ。パーツは少々多いですが、このツヤを殺してしまわないよう良いニッパーを使って切り出しましょう(ニッパーの痕がつくとそこをヤスリで整えているうちにツヤが……ということもありがちです)。

 槍のパーツには白い模様が印刷されています。微細な彫刻なので自分で塗るのは少々難しいですが、最初から印刷されていれば組むだけでOK!でも、塗装したときに同じ精度で模様を入れたりするの大変じゃん……と思うじゃないですか。

 自由に扱えるデザインのインスタントレタリングが入っています。厚みが出たり断面が白くなったりするシールや、扱いが比較的難しい水転写式デカールではなく、位置を決めて上から擦れば転写されるインレタを採用しているところに「誰でもかっこよくキメられるようにしといたぞ!」開発マンの”意思”が感じられます。

 チトセリウムを特徴づける、透かし彫りの装甲。このカタチがモデラーの心を掴んでいるなぁと思います。段差を利用して色を付けたり、穴の部分をステンドグラスに見立てて透明レジンを象嵌したりと、遊び方の可能性は無限大。自作しようと思ったらめちゃくちゃ大変な造形ですし、こうしたゴシックなテイストのプラモってなかなか見かけないので、こういうプラスチックパーツを見ているだけで本当に想像力がドワーっと広がって嬉しくなります。

 手の表情も出色。左右それぞれ5種が用意されており、ここはあえての軟質素材を採用することで形状再現を優先しています(硬質なプラスチックは金型の都合でどうしても繊細な手のパーツを作るのが難しい)。

 そうそう、買おうかどうしようか迷っている人にも、すでに買った人にもうれしいのが「説明書がオフィシャルサイトにUPされている」ということ。プラモの説明書って眺めてるだけでも楽しいし、作業するときに場所を取るのでPCのモニターの前で作業する人にとってはものすごくありがたい。いろんなメーカーがこの施策をとってくれたらプラモ作りの場がもっと広がるなぁと思います。

 年末には異なる装備を身に着けたchitocerium VI-carbonia lonsdaleiteも発売予定ということで、チトセリウムシリーズに新たな仲間が広がる様子です。秀逸なデザインとギミックのおかげで、チトセリウムユーザーは写真を撮影するときにもすごく洒落た演出をする人が多いのも特徴。みなさんもぜひ「みんなはどんなふうに仕上げてるのかな」というのを検索してみてください。とにかくいろんな仕上げのアプローチがあるのが楽しいですわよ。

グッドスマイルカンパニー chitoserium LXXVIII-platinum

グッドスマイルカンパニー chitocerium VI-carbonia adamas

グッドスマイルカンパニー chitocerium VI-carbonia lonsdaleite

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からぱた
@kalapattar

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。